2016年6月、初めて訪れたチェコで見つけたペルニーク(英訳:ジンジャーブレッド)。蜂蜜とスパイス入りの生地に繊細なレース模様のアイシング、デザインも味も素晴らしく一瞬のうちに魅了されました。
チェコの伝統菓子ペルニークは、ラテン語のペッパー(胡椒)が名前の由来で、ルーツは古代エジプトで作られていたお菓子に遡るのだそう。チェコでは1300年代頃には修道院で作られていた記述があり、高価な複数のスパイスを調合して作られていたようです。

初めて訪れたペルニークのお店。レースのアイシングと伝統的な壁掛けのペルニーク。

プラハのペルニーク店、女性で運営している可愛らしいお店。

(左)パルドゥビツェのペルニーク博物館。童話に出てくるお菓子の家。(右)コレチュコヴァーさんのペルニーク作り実演。

ペルニークの街といわれるパルドゥビツェ、プラハから東へ列車で1時間ほどの街。今では少なくなったそうですが10箇所ほどのペルニーク工房とペルニーク博物館があります。
ペルニークの伝統的な製法は、焼成前の生地を長期熟成してスパイスをまろやかにするのだそう。コンテストで受賞経歴のあるヤノシュ氏の工房では三ヶ月間生地を寝かせているとのこと。

伝統的な製法がある一方で、家庭に伝わるお母さんが子どものために作るレシピがあります。生地を熟成させずに手軽に作れるので、料理研究家のコレチュコヴァーさんから教えていただき、菓音もこのレシピでペルニークを製作しています。
十勝産の小麦粉、地元産のバターや卵、はちみつ、甜菜糖を使い試作を繰り返し、日本で少しずつ販売しています。

2017年からチェコの伝統菓子ペルニークとして日本で販売開始。

十勝の広大な小麦畑や白樺並木のある田園風景、冷涼な気候はチェコに似ています。そんな十勝から、チェコのペルニークを通して、チェコという国や素敵なモノ・コト、歴史背景を少しずつお伝えしていけたらと思います。

日本でチェコの伝統菓子ペルニークを扱う一人として、これからもチェコへ通い研究しながらペルニークを製作していきたいと思います。

ペルニークの商品一覧